1983-09-28 第100回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
いわゆる勅令事項であったわけであります。しかるところ、戦後におきまして、そのような政府が過大な権力を持って独断専行することはよろしくない、民主的統制を加うべし、そういう考えに発出いたしまして、いまのような法律ができたわけでございます。それはやはり国会のコントロールを厳重にして、民意を暢達しつつ行政を監督しようという趣旨でできたわけでございます。
いわゆる勅令事項であったわけであります。しかるところ、戦後におきまして、そのような政府が過大な権力を持って独断専行することはよろしくない、民主的統制を加うべし、そういう考えに発出いたしまして、いまのような法律ができたわけでございます。それはやはり国会のコントロールを厳重にして、民意を暢達しつつ行政を監督しようという趣旨でできたわけでございます。
次に、国家行政組織法が制定されましたときの私の提案について御質問をしていただきましたが、これは先ほど申し上げましたように、戦争前におきましては、官制人権のもとに勅令事項でほとんど政府の独断で行政組織が決められておったわけであります。
しかしいずれにいたしましても、戦前の教育は勅令事項であったことには違いないわけでございますし、また府県などにつきましても、地方官官制などで定められておったりしたわけでございますので、そういうことを通じて、そういうお説が出てきているんじゃないだろうかと、こう予想するわけであります。
戦後の立案の態度といたしましては、昔は法律事項じゃなくて、勅令事項というのがありましたから、そうして戦後にはそういうものはなくなりましたから、いわゆる昔で勅令でできたものも、戦後は法律でなければならない、そういう意味で法律の出たこと、また法律に書くべき事項がふえたということは、これはもちろんでございます。
○説明員(猪口猛夫君) 先程、御質問の法律第七十二号第一條の四第二項の内容でありますが、内容は新憲法の施行に伴いまして從來の勅令事項を全部法律に変えなくちやならんということになつておりますが、但しこの現行の開港港則のごとき勅令は、昭和二十三年五月二日までに必要な改廃の措置を講ずるということを條件といたしまして、法律に組替えられておるのが第一條の四第二項の規定であります。
ただその別表の書き方につきましては、從來はいわゆる勅令事項でございまして、今日の政令でありますが、政令で書くことになつておつたのでありますが、陸上の失業保險の方におきまして、こういう事項は全部法律に掲げることになりましたので、船員保險法におきましても、陸上に傚いまして、こういう事項を法律に掲げたわけでございまして、運輸省案が別に變つたわけでもないのであります。
會期に關する件につきしまては、この前の委員會におきまして、委員會の申合せ事項といたしまして、大藏大臣に出席を願つて、豫算の提出の時期、さらに、官房長官に御出席を願いまして、政府の立法計畫、さらに法制局長官から法律第七十二號に基く勅令事項を法律に改めなければならないことに關する法律案の提出の計畫等について、お伺いをした上に、會期の問題を議論しようということになりまして、本日官房長官がお見えになつておりますから
ということは法律自體の命令事項、あるいは勅令事項と、全體として國會で愼重審議していくわけでありますから、その點については、法律を定めますときに命令事項がはつきりいたしておつて、それが法律と不可分の關係で審議されるならば、あとは立法の技術の問題になるのではないかと考えるのでありまして、命令に讓ずるから何もかもすべてが曖昧模糊としておるということには、私はならないのではないかと考えます。